メトロノームを使ってリズムをみにつける
楽器の練習を始める前に曲のリズムを学習する必要がある。
一定のテンポを刻んでくれるメトロノームというものがあります。
従来の振り子式は中学校の音楽の授業で見たこともあると思いますが、現在では電子式も販売されています。
電子式のメトロノームはデジタル表示によるもので、リズムを数値で確認してメモリを合わせる為に正確にセットできます。
これはどんな製品でも一緒ですが分かりやすく言えば、電流計で説明できます。
アナログ式は針の位置を見て数値を確認する電流計ですが、これは人為的誤差が含まれていますので、
デジタルの数値で表示されるものとは確認方法が違います。
振れる針を目盛板で追って目視確認するため誤差がどうしても出てしまいます。
おススメは電子式です。電子式のメトロノームは電池で駆動するものが多く持ち運びも楽です。
進化版にはイヤホンを接続して使えるモデルもあります。
音量調節が出来ることで場所を選ばず使用しやすいため、バンドの練習に適しています。
しかし、気を付けなければならないのがピアノの音と同化しやすくリズム音が聞き取りにくいこともあるのは事実です。
その場合はリズムで光が点滅するものもあります。
視覚でリズムを確認するモデルも販売されているのでそのような電子式も試してはいかがでしょうか。
音楽は時間にそった音の変化です。その目印となるのが拍と小節になります。
これは音楽のビートから感じられるもので楽譜からもリズムを読み取れます。
曲のリズムではワン、ツー、スリー、フォーというカウントの単位があります。
この一つ一つを拍と呼びます。
4分の4拍子といえば分子の4は拍の数でこの場合では4つ。
分母の4は拍の単位でこの場合は4分音符になります。
リズムのひとかたまりとなったらまた次から1拍目と戻ります。
この拍を刻むスピードがメトロノームで設定するテンポでありBPMという楽曲の速さを数字で表します。
小節は譜面上では縦の線で区切られているものになります。
小節は順に1小節目、2小節目、3小節目、4小節目と数えることが出来て、小節で区切ることでリズムのパターンがわかります。
例えば『サビの5小節目の4拍目をしっかり合わせよう!』というふうに、曲中の場所を明確に伝えあえるようにできます。
このように音楽を始めるにははリズムを学ばなければなりません。
今まで説明してきた通り、音楽にはリズムを刻むスピードを一定にするためメトロノームを使います。
どんなに優れたピアニストでもこのスピードのリズムがずれてしまってはもともこもありません。
メトロノームを使って良いピアノライフを送りましょう。